鎌倉のマンションのリノベーション。人工照明に頼り過ぎず、柔らかい光の中で生活がしたいというクライアントの希望から、「光の広がり」を感じるワンルーム空間を提案した。 もともとあった間仕切り壁を撤去し…
鎌倉のマンションのリノベーション。人工照明に頼り過ぎず、柔らかい光の中で生活がしたいというクライアントの希望から、「光の広がり」を感じるワンルーム空間を提案した。
もともとあった間仕切り壁を撤去し、窪みとなっている場所にキッチンやベッドを配置することで空間全体が緩やかに連続する構成に。部屋の中央には、壁と天井の境界を曲面で繋げた白い左官材仕上げのホリゾントを設置。日中は窓から入る外光を部屋の奥へと届け、夜は照明の光を空間全体へ広げる反射板の役割を担うものとなっている。
職人によって丁寧に仕上げられた左官材の壁と天井、黒く染色した幅400mmのオークの床材、アルミを削り出して製作した特注の調光スイッチプレートなど、柔らかい光の中で質感が際立つ素材を各所に使用し、光と共に変化するその表情を楽しめる住宅を目指した。
Completion 2023.2
Kukan Desing Award 2022 SHORT LIST
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