Forêt

「組子」は日本の伝統的な技法の一つで、釘を使わずに木を幾何学的な模様に組み付ける技術である。細くひき割った木に溝やホゾ加工を施しはめ合わせいくことでできあがり、古くから建具の装飾として親しまれてき…

「組子」は日本の伝統的な技法の一つで、釘を使わずに木を幾何学的な模様に組み付ける技術である。細くひき割った木に溝やホゾ加工を施しはめ合わせいくことでできあがり、古くから建具の装飾として親しまれてきた。

フランス語で森を意味する「Forêt(フォレ)」と名付けたこの作品は、組子の技術を応用し立体的に組み付けたパーティションである。組子の基本模様である正三角形は構造的にも安定していることに着目し、4mmx25mmの小さな断面の部材のみで枠などを使わずに自立させることに成功した。美しい肌目のヒノキ材が立体的に連続した姿は奥行きを感じる「森」を連想するものとなった。

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